自由の行使

昨日の続きの話。今日は朝「もし同僚が作業を違うやり方でやっていたら指摘しようと決意した。」通勤の道中もそのことばかり考えていた。「もし反発されたら…」「これで縁が切れるかもしれない。」そんなことばかりが浮かんだ。

それでも以前の自分は意見することを迷うことすらしなかった。進んでいる。確か嫌われる勇気という本で「人に嫌われるということは自由を行使するということ」と書いてあった気がする。僕は自由になるんだ。そのために闘っているんだ。

そしてその作業をするタイミングになった。予想通り同僚は決められた大きさよりも葉っぱを大きく切っている。「どういう風に切り出そう」頭の中を思考がぐるぐる駆け巡る。全身に緊張が走る。命を取られるのではないかというくらい鼓動が大きくなる。「これくらいの大きさならまだ指摘しなくてもいいのでは」何とかその状況から逃げ出したいと、指摘をやめるための言い訳が浮かんでくる。そんなこんなで休憩時間になってしまった。「今日もダメかな。」

休憩が明けた。やはり葉っぱが大きい。見過ごすことはできない。腹を決めた。

僕「これ葉っぱは敢えて大きく切ってるんですか。」

同僚「ええ。ちょっと大きすぎますか?」

僕「そうですね、隣の葉に被ってしまうかなと思って。」

同僚「わかりました。小さくします。」

素直に僕の指摘を受け入れてくれた。僕のハサミを持つ手が震えている。

できた!僕はできたんだ!これだけで今日一日はもう成功の日だ。

少しずつ自信を育ててどこにいてもありのままの自分でいられるようになりたい。

今日の僕。

スリーグッドシングス

1.同僚に指摘できた。

2.メルカリで買ったコートが届いてカッコよかった。

3.上司に背中をたたいて勇気づけてもらった。

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