今日も夕方まで何の気力もわかずにひたすら寝ていた。ここまで堕落しきってしまうと明日の仕事が本当に辛くなってしまうので、なんとか寺田町の古着屋に行くことにした。
最近よく顔を出す、オーナーさんがとても良くしてくださるカフェ併設の古着屋に行った。最近僕自身のモチベーションが下がっているのでオーナーさんに愚痴やら弱音やらを聞いてもらおうと思った。
ところが行ってみると先客がいてオーナーさんと話をしていた。少し残念な気持ちになって早めにお暇しようかとも思ったが、先客とも話す機会があるかもしれないと思ってカフェの椅子に腰かけた。僕はグレープフルーツジュースを頼んで天気の話やら最近の僕の調子など軽く話をした。すると、オーナーさんが「この方もめちゃくちゃ古着詳しいんですよ。」と先客の方を僕に紹介してくれた。先客の方もとてもおしゃべりがお好きな方なようで、とても気さくに僕に話しかけてくれた。その方は僕より4つほど年上だったが驚くほどの知識量だった。オーナーとその方がアメリカと日本の経済の情勢とか、その中で古着業界はどうだとか、「昔はこんな古着屋さんがあった」とかすごく興味深い話をされていて、知らないことばかりでとても勉強になった。そして自分が無知なことに気づかされた。
最近僕は自分がスラスラ話をできないことばかりを気に病んでいたけど、そういう時は聞き手になればいいんじゃないか。僕はこのブログでも「自分はいい聞き手だ」と豪語していたんだし。
言葉がうまく出せないことを気にしたところでその症状がよくなるわけではない。だとしたら皆の言う通り気にしないほうがいいのではないか。
ただ最近気づいたこともある。僕は聞き上手だとか言ってるけど、実はめちゃめちゃ喋りたい人なのだ。立て板に水のごとくスラスラ言葉が口から湧き出る人に憧れる。その会話の場を制圧したいという気持ちもあるのかもしれない。僕は元来スーパー目立ちたがり屋なのだ。ただ、今はスラスラ話すことはできない。今持っているもので勝負したほうがいいか。
それでも僕はお会計の時に何かひと笑い取りたいと思って「こないだカード引き落としが落ちなくて、それ支払ったら預金残高600円になったんですよ。」と言うとオーナーもお客さんも笑ってくれた。こういう情けないというか失敗というか自分の弱みを見せるといいことがある。
その古着屋を出て別の古着屋さんに行った。そこでは女性の店員さんが立っていた。その古着屋さんのインスタグラムで見たことのある女性だ。とてもかわいい。
僕は話しかけたいと思った。そう思うと緊張してきた。その店員さんも特に僕に話しかけないまま僕は洋服を見ながら話しかけるタイミングを探っていた。すると、インスタグラムで紹介していた商品がなくなっていたことに気づいたので、ここだと思い「この商品の色違いって売り切れちゃったんですか。」とその店員さんに質問してみた。すると少しの沈黙の後戸惑った様子で「その商品を見に来てくださったんですか。」と聞いてきた。僕は「いや、インスタで見てどんなんかなあって気になって。」と言うと「そうなんですね、試着もできるのでしてみてくださいね。」と言われて会話が終わってしまった。それからは特に話しかけずに店を出た。うーむ。消化不良だった。
「お姉さんインスタに載ってるの見ましたよ!」と言うとか、実際に試着してみるとかもうちょっとそのお姉さんと会話の糸口を掴める手段はあったはずだけどできなかった。変に思われるのが嫌で日和ってしまったか。中学生か。まあいいや。僕だけのせいじゃないきっと。話しかけただけでも頑張ったやないか。60点OK。

今日の僕です。
スリーグッドシングス
1.古着屋でいい時間が持てた。
2.ジムで頑張って追い込んだ。
3.頑張ってお姉さんに話しかけた。
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