ズル休み

今日は寒すぎて布団から本当に出られなかった。なんとか朝食を摂ってあとは着替えるだけというとことまで来て布団の中にいたがどうしても今日は仕事に行く気がしなかった。テンション上がる服装も思い浮かばないし。「よし、今日は休もう」そう決心した。

いつも家を出発する時間になって母親が僕の部屋を訪ねてきた。

母「仕事行かんの?」

僕「行かん。」

母「体調悪いん?」

僕「別に。寒いから行かない。」

母「寒いから仕事行かないっていうのは…」

僕「別に仕事一日休んだからどうやっていうん?別に学校じゃあるまいしいいでしょ。」

母「仕事やから休んだらあかんねやんか」

僕「うるさいなあ。」

しばらくしてから父親も部屋を訪ねてきた。

父「今日は行かれへんのか。」

僕「うん。」

父「そうか…。」

本当に二人とも面倒くさかった。悪いけど「つまらない人間だな」と思ってしまった。こういう親に育てられたらそりゃ僕も窮屈だったろうな。と僕は自分で納得してしまった。まあ両親なりに心配はしてくれているんだけれども。

今までなら親の顔色を窺い、親の期待に応えようとこういうズル休みのような選択はできていなかったのかもしれない。これも心が自立へ向かっているのだといい方向にとらえよう。

それでもやはり昼間に起きてきて親と顔を合わせることがなんか気まずく感じた。僕なりにまだ罪悪感は感じているようだ。夕方からジムに行こうかなと考えたが「仕事休んでるのにジムなんか行ったら親がいい顔しないかな。」なんて浮かんできた。なるほど、これが僕の現在地なんだな。

夕方にもtiktokで繋がった友達にもメッセージをもらったけど「仕事休んだって言うの後ろめたいなあ。」なんて考えが浮かんだり、「明日同僚に今日のこと言わないほうがいいのかな。」なんて心配が浮かんできた。せっかくの休みなのにそんなこと考えていたらもったいないな。今日もあと数時間だけど楽しもう。

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