今日からまた仕事再開。頭は回らないがリラックスはしている。気づいたことがある。僕は緊張感がない時ほどブレインフォグの症状を意識している。例えば最近休日によく外出して古着屋で店員さんと話したりするけど、その時は会社で働いているときほどはその症状を意識しない。それはきっと言葉を探す余裕がないからだろう。あまり慣れてない人との会話では自分の言葉がつっかえるのが怖いので、きっと必死に頭を回転させて自分の感覚にフィットする言葉がなくても他の言葉を代用したりして会話の流れを滞りなくしようとしているのではないか。
会社では毎日ほぼ一日同じメンバーと同じ空間にいるので緊張感はなくなってきた。同僚との会話で別に言葉がつっかえても怖くはない。余裕があるからこそ完璧を追求してしまう気がしてきた。
あと僕にはいつも何か漠然と不安が付きまとっている。「こんなコミュニケーション能力では社会で活躍することはできない。」その不安が僕の完璧主義を助長して、いつも何とか無理やり言葉をひねり出そうとしていることにつながっている気がする。あまり掘り下げてもよくないか。自分の症状に対する考察はここまでにしておこう。
今日仕事中に上記のことを会社の上司(管理者)に言ってみた。すると「そんなこといつも考えてるの?ストイックやなあ。そこまで瞬間瞬間を掘り下げていったら疲れるやろう。」と言われた。「なるようになるねんからあんまり考えやんほうがいいで」と言われた。僕は「適当な人間になりたいのでそういう適当な言葉を吐くように意識しています。」と言うと「それを意識してる時点であかんねん。自然と外に出た言葉を後から評価するぐらいのがええねん。」と笑いながら言われた。確かに。僕はいつも発言する前によく考えて自分にゴーサインを出してから言葉が外に出る。もっと能天気に喋ったらいいのではないか。そしてそのあとにその発言を後悔してもそれはそれで悪くない気もする。
それでもその会話の中で僕が今年に入ってから「自分が変わった手ごたえを感じている。」と言うと上司は「表情が前と全然違うもん。革命が起きたな。次はどんな革命を起こしてくれるん?」と言ってくれた。上司はずっと僕のことを見守ってくれていてたくさん相談にも乗ってくれた。そして「〇〇さんならできると思ってたよ。」と嬉しい言葉をかけてくれた。そして「○○さんがなりたい姿になれると私は思っている。」とエールを送ってくれた。本当にありがたい。
仕事が終わってから心療内科に行った。主治医の先生に最近の調子を聞かれ、僕は症状自体の感じ方はそこまで変わらないが捉え方を変え、この症状を持っていても普通に生活を送れることに気づいたことを告げると凄く上手に症状と付き合っていると褒めてくれた。先生に「この症状が気になっているのは僕だけで、他の人から見たら誰も言葉に詰まっているようには思われない。」と言うと「そうであるのなら気にしすぎですね。スラスラ話せる人のほうが少ないかもしれませんよ。」と言われて「そんなものなのか。」と思った。
それでも今日から薬を少し減らすことになった。さあ、どうなるか。怖さはあるけどあまり深く考えすぎず。きっと大丈夫。

今日の僕です。
USJの経営を立て直したことで知られる凄腕マーケターの森岡毅さんが「人は最初からすぐに変われない。それを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力をし続けることが大事」と言っていた。僕も諦めない。
スリーグッドシングス
1.上司に自分の心の内を話せた。
2.主治医に褒められた。
3.日記を頑張って書いた。
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